インタビューを受けてくれた方

佐々木由美子1969年生まれ三重県出身/普段は図書館の司書として働いています。性格は物事を冷静に捉える落ち着いたタイプで、MBTIはISFJ(擁護者)です。好きな言葉は「笑顔」で、いつも笑顔でいることを心がけています。休日は読書を楽しみ、特技は速読です。好きな本は『告白』湊かなえ、映画は『ショーシャンクの空に』です。どうぞよろしくお願いします。
自分史DBご自身の幼少期を振り返ってみて、今のあなたを形作る原点になったような、大切な思い出やエピソードがあればぜひお聞かせいただけますか?
私、三重県のすごくのんびりした町で育ったんですけど、とにかく引っ込み思案な子供だったんです。友達の輪に入るのが苦手で、よく学校の図書室に逃げ込んでいました。
ある日、すごく落ち込んでいた時に、図書室の先生が「これ読んでみる?」って一冊の絵本を貸してくれたんです。それを読んでいる間だけは嫌なことも忘れられて、心が本当にスーッと軽くなったんですよね。本ってこんなに人の心を救ってくれるんだって、幼心にすごく感動したのを覚えています。あの時の安心感が、間違いなく今の私の原点ですね。



子供の頃は引っ込み思案だったとおっしゃっていましたが、そこから今の「いつも笑顔を心がける落ち着いた大人の女性」へと変わっていく中で、ご自身の中で何か大きな転機やきっかけはあったのでしょうか?
実は、高校生の頃にすごく人間関係で悩んで、学校に行くのが本当にしんどくなっちゃった時期があるんです。今で言う、メンタルが完全にやられちゃった状態というか。
その時に、ある先生から「辛い時ほど無理にでも少し口角を上げてごらん。心が後からついてくるから」って言われたんです。最初は「そんな簡単なことで」って半信半疑だったんですけど、意識して少しずつ実践していたら、不思議と周りの人が優しく声をかけてくれるようになって。
そこからですね、笑顔って自分の心を守る盾にもなるし、人と繋がる武器にもなるんだって気づいたのは。それがきっかけで、少しずつ自分に自信が持てるようになって、今の落ち着いた自分になれた気がします。



笑顔が「自分の心を守る盾」になったというお話、すごく深いですね。高校時代にそのことに気づかれてから、大学や社会人になって、周りの人との接し方やご自身のメンタルの保ち方にどんな変化がありましたか?
高校でそのことに気づいてからは、大学でも社会人になってからも、人間関係でドギマギすることが格段に減った気がします。
それまでは、相手の顔色をうかがって「どう思われてるんだろう」ってビクビクしてばかりだったんです。でも、まず自分から笑顔で挨拶することを決めてからは、相手も構えずに接してくれるようになって。あ、人間関係って自分が作る空気次第なんだなって、すごく楽になりました。
あと、メンタルの保ち方で言うと、心がモヤモヤする日ほど、あえて背筋を伸ばして鏡の前で口角を上げるようにしています。形から入る、みたいな。そうすると、不思議と「よし、今日も乗り切ろう」って冷静に自分をコントロールできるようになるんです。昔みたいに、感情の波に飲み込まれて沈みっぱなし、ということはなくなりましたね。



自分を冷静にコントロールできるようになった佐々木さんですが、今、図書館の司書として働かれる中で、その「笑顔」や「落ち着き」が活きているな、あるいは誰かの役に立っているなと感じる瞬間はありますか?
そうですね、日々の仕事の中で、あ、今役に立てているかもって思える瞬間は結構あります。
図書館って、いろんな方がいらっしゃるんですよ。中には、何かイライラされていたり、すごく困った顔をしてカウンターに来られる方もいて。そんな時こそ、私の出番というか(笑)。相手のトーンに巻き込まれずに、一歩引いて、いつも通りの笑顔と落ち着いた声でトーンを落として話しかけるようにしているんです。
そうすると、最初はトゲトゲしていた利用者の方も、だんだん口調が柔らかくなって、最後は「ありがとう」って笑顔で帰っていかれたりするんですよね。
かつて私が図書室の先生に心を救ってもらったように、大げさかもしれないですけど、今度は私がこの空間で、誰かの張り詰めた心を少しでもほぐすお手伝いができているのかなって。そう感じられる瞬間が、今の仕事をしていて一番嬉しいですし、やりがいですね。
佐々木由美子さんから若い人に向けてメッセージ



幼少期の葛藤や高校時代のしんどい時期を乗り越え、ご自身の心を守る方法を見つけてこられた佐々木さんだからこそ、伝えられることがあると思います。今、人間関係や自分のメンタルに悩んだり、生きづらさを抱えたりしている若い世代の方々に向けて、何かメッセージやエールをいただけますか?
もし今、すごくしんどくて、周りに誰も味方がいないように感じている人がいたら、「どうか一人で抱え込まないで」って伝えたいです。昔の私が図書室に逃げ込んだように、学校や家以外にも、自分がホッとできる場所って世界にたくさんありますから。
あとは、心が限界になりそうな時は、本当に小さなことでいいので、形から変えてみるのもおすすめです。無理にポジティブにならなくていいから、ちょっとだけ背筋を伸ばしてみるとか、鏡の前で少し口角を上げてみるとか。
自分の心って、自分で思っている以上に、自分の小さな行動で変えられたりします。辛い時は、まず自分のことを一番に労ってあげてくださいね。応援しています。
インタビュアーからのコメント



「自分史DB」のインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。佐々木由美子さんとの対話を終えて、感じたことをまとめさせていただきます。
不器用だった過去の自分を否定せず、辛い時期を乗り越えて「笑顔」というしなやかな強さを手に入れた佐々木さん。今度は司書として、誰かの傷ついた心をそっと包み込む姿に深く胸を打たれました。
「自分の行動で心は変えられる」という言葉は、今を生きる多くの若者の救いになるはずです。
ご協力ありがとうございました。
インタビューを受けてくれた方


佐々木由美子1969年生まれ三重県出身/普段は図書館の司書として働いています。性格は物事を冷静に捉える落ち着いたタイプで、MBTIはISFJ(擁護者)です。好きな言葉は「笑顔」で、いつも笑顔でいることを心がけています。休日は読書を楽しみ、特技は速読です。好きな本は『告白』湊かなえ、映画は『ショーシャンクの空に』です。どうぞよろしくお願いします。

