ピンチの時こそ、努めてのんきに。凸凹な僕らが笑顔でつながる働き方

    ピンチの時こそ、努めてのんきに。凸凹な僕らが笑顔でつながる働き方

    インタビューを受けてくれた方

    吉沢直樹
    吉沢直樹さん

    吉沢直樹1980年生まれ大分県出身/現在は物流会社で運行管理の仕事をしています。性格は協調性を大切にするタイプで、MBTIはENFP(運動家)。信条は「円滑連携」。スムーズな連携を意識したいからです。休日は日帰り温泉巡りを楽しみ、特技は暗算です。好きな本は『手紙』東野圭吾、映画は『千と千尋の神隠し』です。どうぞよろしくお願いします。

    自分史DB

    ご自身の幼少期を振り返ってみて、今のあなたを形作る原点になったような、大切な思い出やエピソードがあればぜひお聞かせいただけますか?

    小学生の頃なんですけど、大分なのでやっぱり近所に温泉があって、よく祖父と通ってたんです。

    そこで祖父から、湯船に入る時は「先に入ってる人に挨拶せんといかんばい」ってよく言われていて。子どもながらに、見ず知らずのおじさんたちに「こんにちは」って声をかけてから入るようにしていました。

    そうすると、最初は仏頂面だった人が急に笑顔になって、スペースを譲ってくれたり、世間話が始まったりするんですよね。裸の付き合いじゃないですけど、お互いにちょっと気を使うだけで、その場の空気が一気に優しくなる。あの心地よさが、今の自分のベースにある気がしますね。

    自分史DB

    知らない人同士でも、少しの気配りで場が和むという幼少期の気づき、素敵ですね。その「場の空気を優しくする感覚」って、今の物流会社での運行管理のお仕事でも活きていたりしますか?

    それがですね、ものすごく活きてるんですよ。運行管理って、要はトラックの運転手さんに「次ここ行ってね」って指示を出すんですけど、皆さん長距離を走ってて疲れてるじゃないですか。そこに事務的に「早く行って」なんて言うと、やっぱりトゲトゲしちゃう。

    だから私は、電話をかける時にちょっと声を明るくするとか、「今日も暑い中お疲れ様です!」みたいに、一言添えるようにしています。相手を労うというか、まずこちらから心を開く感じですね。

    そうすると、急な配送の変更をお願いした時でも、「吉沢さんの頼みなら、しょうがねえなあ」って無理を聞いてくれたりして。お互いに気持ちよく仕事ができると、トラブルも本当に減るんですよね。

    自分史DB

    一言の温かさでトラブルが減るというのは、まさに「円滑連携」そのものですね。とはいえ、物流の現場ですから、時にはどうしても避けられない大きなトラブルや急な予定変更もあるかと思います。そういうピンチの時、吉沢さんはどうやって周囲と連携して乗り切っているのでしょうか?

    いやあ、ピンチは本当に日常茶飯事ですよ。台風で道路が止まったとか、荷物の到着が遅れてる、なんて時はもう、事務所の中が戦場みたいになります。

    そういう時こそ、頭はフル回転なんですけど、口調だけは意識して「努めてのんき」にするようにしています。「大丈夫ですよ、なんとかなります!」って、あえてちょっと笑ってみせたりして。私がパニックになると、それが運転手さんや取引先にも絶対に伝染しちゃいますからね。

    で、落ち着いてから、特技の暗算の出番です。こっちのルートに切り替えたら何分ロスするかとか、こっちのトラックを回したらコストがどうなるかを、頭の中でパパッと計算しちゃう。

    そうやって具体的な解決策をいくつか用意して、「こういう作戦で行こうと思うんですけど、どうですか?」って相談するんです。ただ慌てるんじゃなくて、みんなが「あ、それならいけるかも」って安心できる空気を作る。これが私の言う、ピンチの時の連携ですね。

    自分史DB

    「大丈夫ですよ!」ってあえて笑ってみせる吉沢さんのチャーミングな対応、想像するだけでホッとします。普段の業務でも、緊迫した空気を和らげるために、ちょっとした冗談を交えたりすることもあるんですか?

    それが、しょっちゅうですよ。あんまりふざけすぎると怒られちゃいますけどね(笑)。

    たとえば、さっきお話ししたみたいなトラブルの時って、事務職の女の子たちも電話対応で顔が引きつってたりするんです。そういう時に、私が頭の中で暗算して「よし、このルートなら間に合う!」ってなったら、わざと大げさに「はい、100点満点中、120点の解決策が出ました!」って言ってみたり。

    あとは、運転手さんに無理なスケジュールをお願いしなきゃいけない時に、「帰ってきたら、私が肩もみでもなんでもしますから!」なんて言ったりして。

    「男に揉まれても嬉しくねえよ!」って笑いながら突っ込んでもらえたら、もうこっちの勝ちですね。張り詰めた空気が一瞬で緩むんです。みんながちょっと笑顔になれれば、そこからまた「じゃあ、やりますか」ってチームが一丸になれる気がするんですよね。

    吉沢直樹さんから若い人に向けてメッセージ

    自分史DB

    周囲へのちょっとした一言や、ピンチの時こそ笑ってみせる吉沢さんの姿勢、本当に勉強になります。今の世の中、人間関係や仕事の連携で悩んでいる若い世代も多いと思いますが、そんなこれからの時代を生きる若者たちに向けて、吉沢さんから何かアドバイスやメッセージをいただけますか?

    仕事でも何でも、一人で抱え込みすぎないでほしいなとは思います。今はSNSとかもあって、真面目な人ほど「完璧にやらなきゃ」とか「周りに迷惑をかけちゃいけない」って、自分を追い詰めちゃうことが多い気がして。

    でも、社会って凸凹した人間が集まるところだから、自分ができないことは誰かが助けてくれるし、逆に相手が困ってたら自分が手を貸せばいいんですよね。

    だから、まずは職場で「おはようございます」でも「ありがとうございます」でもいいので、自分から笑顔で声をかけてみる。その小さな一歩が、周りとの「円滑な連携」の始まりになりますし、困った時に自分を助けてくれるセーフティネットになるはずです。

    気負わずに、時には「なんとかなるか」くらいののんきさを持って、人と繋がることを楽しんでほしいですね。

    インタビュアーからのコメント

    自分史DB

    「自分史DB」のインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。吉沢直樹さんとの対話を終えて、感じたことをまとめさせていただきます。

    吉沢さんの「努めてのんきにする」という言葉には、張り詰めた現場を包み込む圧倒的な優しさと、大人の心の余裕を感じました。幼少期の温泉での挨拶から始まった、周囲を笑顔にするためのちょっとした気配り。それこそが、ピンチをチャンスに変える「円滑連携」の正体なのだと教わった気がします。

    凸凹なままで、お互いに助け合えばいい。そんな吉沢さんの温かい眼差しは、多くの若者の心をそっと軽くしてくれるはずです。

    ご協力ありがとうございました。

    インタビューを受けてくれた方

    吉沢直樹
    吉沢直樹さん

    吉沢直樹1980年生まれ大分県出身/現在は物流会社で運行管理の仕事をしています。性格は協調性を大切にするタイプで、MBTIはENFP(運動家)。信条は「円滑連携」。スムーズな連携を意識したいからです。休日は日帰り温泉巡りを楽しみ、特技は暗算です。好きな本は『手紙』東野圭吾、映画は『千と千尋の神隠し』です。どうぞよろしくお願いします。

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