計画と冒険のあいだ―自分を更新し続ける「ペダルの踏み出し方」

    計画と冒険のあいだ―自分を更新し続ける「ペダルの踏み出し方」

    インタビューを受けてくれた方

    いのしょう
    いのしょうさん

    PN:いのしょう1990年生まれ東京都出身/計画的で慎重な性格の会社員です。MBTIはINTP(論理学者)。座右の銘は「今が人生で一番若い」。遅すぎるかもと躊躇している間にも時間は過ぎていくので、何事にも前向きに挑戦したいと考えています。自転車や漫画が趣味で、タイピングが得意です。愛読書は『イシューからはじめよ』、好きな映画は『ダークナイト』です。

    自分史DB

    ご自身の幼少期を振り返ってみて、今のあなたを形作る原点になったような、大切な思い出やエピソードがあればぜひお聞かせいただけますか?

    小学生の頃に親に買ってもらった自転車で、隣の市まで一人で出かけた時のことはよく覚えています。

    当時は、自分の足でどこまで行けるんだろうっていう、単純な好奇心があったんですよね。東京の住宅街を抜けて、見たこともない景色が広がっていく感覚。もちろん事前に地図をしっかり見て、ルートは決めてから行きました。昔から、闇雲に動くのはちょっと苦手で。

    でも、坂道を必死に登って目的地に着いた時、「準備して動けば自分でもここまで来れるんだ!」っていう確信みたいなものが生まれたんです。それが今の、新しいスキルを学んだり自分を高めたりすることに繋がっている気がしますね。

    結局、何もしないで後悔するのが一番もったいないなって。あの時の自転車のペダルの重さと、帰り道の達成感。それが、今の自分の前向きな姿勢を作ってくれたのかなって思います。

    自分史DB

    「今が人生で一番若い」という言葉を大切にされていますが、慎重な性格のいのしょうさんが、あえて計画を飛び越えて「今だ!」と飛び込んだ経験などはありますか?

    それは、今の仕事に関連するスキルの習得というか、勉強を始めた時がそうだったかもしれません。

    もともと石橋を叩いて壊すくらい慎重なところがあって、何かを始める前には山ほど本を読んで、準備が完璧じゃないと動けなかったんです。でも、ある時にふと、準備をしている間にも時間はどんどん過ぎていくし、周りの環境も変わっちゃうなって気づいて。

    その時は、まだ全然知識も足りなかったし、正直言って不安の方が大きかったんですけど、スクールだったか、試験の予約だったかに、「えいっ!」て申し込んでしまったんですよね。

    結果的に、走りながら考える方が効率がいいこともあるんだって学べました。計画を立てることは今でも好きですけど、それ以上に「動いている自分」を信じられるようになったのは、あの時、勢いで飛び込んだ経験があったからかなと思っています。まあ、たまには失敗もしますけど、それも勉強のうちですよね。

    自分史DB

    趣味の自転車でも、あえて知らない道や、少しハードなルートに「今この瞬間」の勢いで挑戦してみることはあるのでしょうか?

    自転車は、まさにその「慎重さと勢い」のバランスを試す場所になっている気がします。

    普段はしっかりルートを引いてから出発するんですけど、ふと目に入った脇道がすごく急な坂だったり、舗装されていなそうな道だったりすると、昔の自分なら「危ないからやめておこう」って通り過ぎていたはずなんです。でも今は、少しだけギアを落として「まあ、行けるところまで行ってみるか」ってハンドルを切ることが増えました。

    実際に登ってみたら、景色が全然違ったり、意外とすぐに下り坂になっていたりして。ああ、やっぱり飛び込んでみないと分からないことってあるんだなって、自転車に乗りながら再確認している感じです。

    もちろん、体力的にもう限界だなと思ったら、そこは無理せず引き返しますよ。そこは慎重な性格が残っているというか、自分なりのリスク管理ですね。でも、その「ちょっとした冒険」を積み重ねることで、自分自身の枠が少しずつ広がっていくのが、今は純粋に楽しいんです。

    自分史DB

    自転車での「ちょっとした冒険」のお話、とてもいいですね。趣味の漫画も、自転車と同じように新しい価値観に触れるツールだったりしますか? 最近の作品で、ご自身の「挑戦する姿勢」に影響を与えたような描写はありましたか?

    漫画も、私にとっては大事なインプットの場ですね。自転車が外の世界を広げてくれるものだとしたら、漫画は自分の内側の、思考の幅を広げてくれる感じがします。

    特定の作品名を出すとキリがないんですけど、最近は特に、主人公が華々しく成功する物語よりも、泥臭く何度も試行錯誤を繰り返すような描写に惹かれます。このキャラも自分と同じように、不安を感じながらも「今できること」を積み重ねているんだなって思うと、すごく勇気をもらえるんですよね。

    自分も会社員として、新しいスキルを身につけようとする時に「今さら遅いかな」って迷う瞬間がどうしてもあります。でも、漫画の中でキャラクターが限界を超えようと足掻いている姿を見ると、頭でっかちになって動けない自分がちょっと恥ずかしくなるというか。

    結局、人生のデザインって、綺麗な計画図を描くことじゃなくて、そうやって影響を受けた熱量を、いかに自分の行動に移せるかどうかなんだろうなって。読み終わった後に「よし、自分ももう一回ペダルを漕ぎ出そう」と思える、そんな刺激をいつももらっています。

    いのしょうさんから若い人に向けてメッセージ

    自分史DB

    これから社会に出て、理想と現実の間で迷ったり、挑戦することに臆病になったりしている若い方々へ、人生を自分らしくデザインしていくためのアドバイスをお聞きしたいです。

    あまり気負わなくていいよ、と言ってあげたいですね。完璧な準備なんて、たぶん一生整わないですから。

    私もそうだったんですけど、失敗するのが怖くて足が止まることって誰にでもあると思うんです。でも、実際に動いてみてわかったのは、失敗って「間違い」じゃなくて、自分に合う道を探すための「調整」みたいなものなんですよね。自転車のハンドルを微調整しながら進むのと同じです。

    「今さら」とか「自分にはまだ早い」なんて思わずに、まずは小さなことでもいいから、「えいや!」で始めてみる。その一歩が、後から振り返ったときに、自分を一番遠くまで連れて行ってくれる原動力になります。

    誰かが作った正解に合わせるんじゃなくて、自分の「やってみたい」という気持ちを一番大切にしてあげてください。今この瞬間が、一番若くて、何にでもなれる時ですから。皆さんの新しい冒険を、心から応援しています。

    インタビュアーからのコメント

    自分史DB

    「自分史DB」のインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。いのしょうさんとの対話を終えて、感じたことをまとめさせていただきます。

    慎重に計画を練る「冷静さ」と、今という瞬間を逃さず飛び込む「情熱」。いのしょうさんのお話からは、その両方を大切にしながら自分を更新し続ける、しなやかな強さを感じました。

    失敗は自分に合う道を探すための微調整」という言葉に、救われる若者も多いはずです。自転車のハンドルを握り、新しい景色を求めて走り続けるその歩みこそが、まさに人生をデザインするということなのだと教えていただきました。

    ご協力ありがとうございました。

    インタビューを受けてくれた方

    いのしょう
    いのしょうさん

    PN:いのしょう1990年生まれ東京都出身/計画的で慎重な性格の会社員です。MBTIはINTP(論理学者)。座右の銘は「今が人生で一番若い」。遅すぎるかもと躊躇している間にも時間は過ぎていくので、何事にも前向きに挑戦したいと考えています。自転車や漫画が趣味で、タイピングが得意です。愛読書は『イシューからはじめよ』、好きな映画は『ダークナイト』です。

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