インタビューを受けてくれた方

玉川拓也1988年生まれ秋田県出身/マイペースな性格の契約社員、MBTIはINFP(仲介者)。「人は人、自分は自分」という言葉を指針にしています。他人と比較せず、自分らしく生きていきたいからです。キャンプや美味しいパン屋・ピザ屋巡りが趣味です。校閲のようなチェック作業を得意としています。よしもとばななさんの作品や映画『南極物語』が好きです。
自分史DBご自身の幼少期を振り返ってみて、今のあなたを形作る原点になったような、大切な思い出やエピソードがあればぜひお聞かせいただけますか?
小学校の低学年の頃かな、よく近くの河原で一人でずーっと綺麗な石を探してたんですよ。周りの友達はみんなで野球をしたり、ゲームで競い合ったりして熱くなってたんですけど、僕はそういう勝ち負けに昔からあんまり興味が持てなくて。
ただ黙々と、自分が「あ、これいいな」って思った石を拾って、家に持ち帰って机に並べて眺める。それが本当に楽しかったんですよね。誰かに自慢するわけでもないんですけど、自分が満足していればそれでいいや、みたいな。
振り返ると、あの頃から「人は人、自分は自分」っていうか、周りに流されずに自分のペースで心地いいものを見つけるのが好きだったんだなと思いますね。



周りに流されず、自分の世界にじっくり没頭できるところが素敵ですね。今、お仕事でチェック作業や校閲を得意とされているのも、そういった幼少期からの「じっくり物事と向き合う一面」が活きているのでしょうか?
そうですね、それはめちゃくちゃあると思います。
なんて言うか、校閲とかチェックの仕事って、本当に地味で孤独な作業なんですよね(笑)。全体のストーリーを追うっていうよりは、文字の一つ一つの間違いとか、表記のズレをじーっと探していく感じで。
普通の人が見たら「よくそんな細かいところ気づくね」とか「退屈じゃない?」って言われることもあるんですけど、僕からしたら全然そんなことなくて。むしろ、間違いを綺麗に見つけて修正していくのって、パズルがピタッとはまるみたいで、やっててすごく落ち着くんです。
周りの進み具合とかスピードを気にせず、自分の目の前にある書類だけに集中して、納得いくまで向き合える。そういう意味では、やっぱりあの子供の頃に河原で石を探してた感覚と、地続きな感じはしますね。



周りのスピードに惑わされず、自分の「心地よさ」を大切にされている姿が印象的です。これからもそんな風に、他人と比べずに自分らしく歩んでいくために、これからの生活で大切にしていきたいことはありますか?
やっぱりこれからも「自分のものさし」をちゃんと信じてあげたいな、っていうのはありますね。
SNSとか見てると、同世代の人がすごい出世してたり、家を買ったり、充実してそうな毎日をアップしてたりして、たまに「自分はこれでいいのかな」って一瞬ザワッとすることもあるんですよ。僕、契約社員ですしね(笑)。
でもそこで「いや待てよ」と。僕にとっての一番の幸せって、休みの日に静かなキャンプ場でゆっくりコーヒーを淹れたり、美味しいパン屋さんを見つけてのんびり食べたりすることなんですよね。誰かに勝つことじゃない。
だから、これからも周りがどんなスピードで走ってようが、僕は僕のままで、自分が「あ、今心地いいな」って思える瞬間を、一つひとつ丁寧に集めていけたら、それで十分だなって思ってます。



心地いい瞬間を一つひとつ集めていく生き方、とても素敵です。これからさらに年齢を重ねていく中で、どんなおじいちゃん、あるいはどんな大人になっていけたらいいなと思いますか?
なんか、いつも機嫌がいい、のんびりしたおじいちゃんになれたら最高ですね(笑)。
年をとっても、自分の好きなものがちゃんと分かってて、それを静かに楽しんでるような。たとえば、白髪になってもお気に入りのキャンプギアを車に積んで、ふらっと一人で出かけていったり、近所の美味しいパン屋さんで「ここの食パンが一番なんだよなぁ」ってニコニコしながら食べてたり。
世間の基準とか、誰がどう思ってるとか、そういうのはもう本当にどうでもよくなってて、ただただ自分の小さな幸せを愛おしそうに眺めてる。そんな、ちょっと隠居気味だけど心の中はすごく満たされてる、マイペースな大人であり続けられたらいいなと思いますね。
玉川拓也さんから若い人に向けてメッセージ



「自分のものさし」を大切に、マイペースな幸せを紡ぐ玉川さんの生き方は、多くの人の心を軽くしてくれそうです。最後に、周りのスピードや世間の目にとらわれて焦ったり、悩んだりしている今の若者たちに向けて、玉川さんから何か温かいメッセージをいただけますか?
もし今の若い人が、周りと自分を比べて「置いていかれてる」って焦ってるなら、そんなに無理して周りのペースに合わせなくていいよ、とは言いたいですかね。
就職とか、収入とか、結婚とか、世間が言う「幸せの正解」みたいなのってたくさんあるじゃないですか。でも、そこに自分を無理やり当てはめて心がすり減っちゃうなら、それは自分にとっての正解じゃないんだと思うんです。
それよりも、自分が本当に「あ、美味しいな」とか「落ち着くな」って思える瞬間を大事にしてほしい。他人のものさしで測った100点より、自分のものさしで見つけた小さなハッピーのほうが、ずっと人生を豊かにしてくれると思うので。気楽にいってほしいですね。
インタビュアーからのコメント



「自分史DB」のインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。玉川拓也さんとの対話を終えて、感じたことをまとめさせていただきます。
幼少期の石拾いから今の校閲の仕事、そしてキャンプという趣味まで、一貫して「自分のものさし」を大切にされてきた玉川さん。世間のスピードや正解に囚われず、自分が心から心地いいと思える小さな幸せを丁寧に集めていく生き方は、他人の目線を気にして焦ってしまいがちな私たちの心を、すっと軽くしてくれます。玉川さんのように、自分だけのハッピーを信じて、もっと気楽に、自分の歩幅で歩んでいきたいと感じました。
ご協力ありがとうございました。
インタビューを受けてくれた方


玉川拓也1988年生まれ秋田県出身/マイペースな性格の契約社員、MBTIはINFP(仲介者)。「人は人、自分は自分」という言葉を指針にしています。他人と比較せず、自分らしく生きていきたいからです。キャンプや美味しいパン屋・ピザ屋巡りが趣味です。校閲のようなチェック作業を得意としています。よしもとばななさんの作品や映画『南極物語』が好きです。

