刺繍のようにコツコツと。私らしい歩みで見つけた、心地よい距離感

    刺繍のようにコツコツと。私らしい歩みで見つけた、心地よい距離感

    インタビューを受けてくれた方

    高橋美咲
    高橋美咲さん

    高橋美咲1997年生まれ和歌山県出身/地元の企業でシステムエンジニアに従事しています。性格はおっとりとしたマイペースで、MBTIはENFP(運動家)。好きな言葉は「努力継続」。コツコツ続けることが成功につながると考えているからです。趣味は刺繍、特技はタイピングです。好きな本は『エピクロスの処方箋』、映画は『美女と野獣』です。どうぞよろしくお願いします。

    自分史DB

    ご自身の幼少期を振り返ってみて、今のあなたを形作る原点になったような、大切な思い出やエピソードがあればぜひお聞かせいただけますか?

    子供の頃を振り返ると、小学校3年生の時に祖母から刺繍を教わったことが、今の私に一番つながっている気がします。

    最初は全然うまくできなくて、針を指に刺しちゃったりもしたんですけど(笑)、毎日少しずつ縫い進めていくうちに、だんだん綺麗な模様になっていくのが本当に嬉しくて。その時に、地味な作業でも毎日コツコツ続ければ、いつかは形になるんだなっていうのを体感したんですよね。

    今のシステムエンジニアの仕事も、エラーを見つけては直すっていう地道な作業の繰り返しなので、当時の経験が忍耐強さのベースになっているのかなと思います。

    自分史DB

    お祖母様から刺繍を教わった思い出、素敵ですね。子供の頃は、お友達やご家族の中でどんな役割というか、どんな風に周りの人と過ごすことが多かったですか?

    子供の頃は、友達の間でも家族の中でも、基本的には一歩引いてみんなの話を聞いているような、聞き役になることが多かった気がします。

    自分から「これやろう!」ってグイグイ引っ張るタイプでは全然なくて、クラスの元気な子が「次あれしよう!」って言ったのに、「うん、いいよ」ってついていく感じでしたね。

    でも、ただ合わせているだけというよりは、みんなが楽しそうにしているのを一歩引いて見ているのが、自分としても一番居心地がよかったんだと思います。刺繍を静かにチクチク縫っているのが好きだったのも、そういうちょっとのんびりした性格だったからかもしれないです。家族からも、手がかからない子だってよく言われていました。

    自分史DB

    大人になってから、あるいは社会人になってから、周りとの関わり方や役割に何か変化はありましたか?

    社会人になってシステムエンジニアとして働き始めてからは、ただ引いて見ているだけじゃなくて、自分から一歩踏み込んでコミュニケーションを取るように、少しずつ意識が変わってきた気がします。

    学生の頃までは、誰かが決めてくれたことに付いていけばよかったんですけど、仕事だとそうもいかなくて。特にシステム開発って、チームのメンバーや他部署の人とちゃんと意思疎通ができていないと、思わぬところでズレが生まれちゃうんですよね。

    だから、おっとりしたペースは相変わらずなんですけど、必要なときは「ここはこうですよね」って自分から確認したり、相手が話しやすい雰囲気を作ったり。聞き役っていうベースは残しつつも、仕事を進めるための積極性が少しずつ身についてきたのかな、と思っています。

    自分史DB

    仕事のために一歩踏み込むようになったとのことですが、そうやって自分からコミュニケーションを取ったことで、チームの雰囲気が良くなったり、仕事がスムーズに進んだりした、印象的なエピソードはありますか?

    入社2年目の頃、大きなプロジェクトの終盤で、チーム全体がかなりピリピリしていた時期があったんです。みんな自分の作業で手いっぱいで、声をかけづらい雰囲気というか。

    その時に、ある先輩がいつもより少し元気がなさそうに見えて、すごく気になったんですよね。昔の私なら「忙しそうだし邪魔しちゃ悪いな」って引いていたと思うんですけど、その時は思い切って「何か手伝えることありますか?」って、お茶を渡しながら声をかけてみたんです。

    そしたら先輩が「実はここで行き詰まってて……」って、抱え込んでいたエラーのことを話してくれて。結局、他のメンバーも巻き込んでみんなで解決できたんです。その時に、自分の小さな一歩がチームを助けることもあるんだなって、すごく実感しました。

    高橋美咲さんから若い人に向けてメッセージ

    自分史DB

    自分のペースを崩さずに、少しずつ社会で自分の役割を見つけてこられた高橋さんから、これから社会に出る人や、今まさに一歩を踏み出そうとしている若者へ、最後に一言メッセージをお願いします

    私自身、もともとはすごくマイペースで、周りを引っ張るようなタイプではなかったので、社会に出る前は「自分に何ができるんだろう」って不安ばかりでした。

    でも、社会に出ると色々な人がいて、グイグイ引っ張る人だけじゃなくて、一歩引いて周りを見られる人や、聞き役に回れる人の存在も、すごく大事にされるんだなって気づいたんです。無理に自分を変えて、誰かみたいに完璧になろうとしなくても、自分のままでいいんだと思います。

    ただ、もし「変わりたいな」とか「力になりたいな」って思う瞬間があったら、その時はほんの少しだけ、小さな一歩を踏み出してみてほしいです。最初は挨拶とか、声をかけるだけでも、ちゃんと自分の役割や居心地のいい場所に繋がっていくと思います。

    インタビュアーからのコメント

    自分史DB

    「自分史DB」のインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。高橋美咲さんとの対話を終えて、感じたことをまとめさせていただきます。

    幼少期のお祖母様との刺繍の思い出から、お仕事でチームを救ったエピソードまで、高橋さんの歩みには「地道な継続」と「周囲への優しい眼差し」が一貫していました。

    自分のペースを大切にしながらも、必要な時にそっと一歩を踏み出すその姿勢は、人間関係に悩む多くの若者の背中を優しく押してくれるはずです。ありのままの自分でいることの強さと、小さく変化する勇気を教えてくれる、温かいインタビューでした。

    ご協力ありがとうございました。

    インタビューを受けてくれた方

    高橋美咲
    高橋美咲さん

    高橋美咲1997年生まれ和歌山県出身/地元の企業でシステムエンジニアに従事しています。性格はおっとりとしたマイペースで、MBTIはENFP(運動家)。好きな言葉は「努力継続」。コツコツ続けることが成功につながると考えているからです。趣味は刺繍、特技はタイピングです。好きな本は『エピクロスの処方箋』、映画は『美女と野獣』です。どうぞよろしくお願いします。

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