完璧じゃなくていい。立ち止まる自分を許しながら進む、心の健康法

    完璧じゃなくていい。立ち止まる自分を許しながら進む、心の健康法

    インタビューを受けてくれた方

    伊藤蓮
    伊藤蓮さん

    伊藤蓮2002年生まれ山口県出身/普段はWebデザイナーの仕事をしています。性格は少し人見知りですが誠実な性格で、MBTIはINTP(論理学者)。好きな言葉は「あきらめない」。困難に負けたくないからです。休日は登山を楽しみ、特技はイラスト作成です。好きな本は『FACTFULNESS』、映画は『踊る大捜査線』です。どうぞよろしくお願いします。

    自分史DB

    ご自身の幼少期を振り返ってみて、今のあなたを形作る原点になったような、大切な思い出やエピソードがあればぜひお聞かせいただけますか?

    小さい頃は、今よりもずっと引っ込み思案で。友達と外で遊ぶより、家でずっと絵を描いているような子供でした。ある時、風邪をこじらせて長く学校を休んだことがあって。その時に、母が大きな自由帳を買ってきてくれたんです。

    大きくて真っ白な紙を前にした時、なんだか「ここなら何をしても自由なんだ!」って、すごくわくわくしたのを覚えています。今のデザイナーの仕事も、結局はその時の「自分だけの世界を作る」っていう感覚の延長にあるのかもしれません。

    自分史DB

    インドア派な幼少期から、今は休日に登山を楽しまれているというのが意外でした。山に登るようになったきっかけや、歩いている時に感じる体の変化などはありますか?

    実はそんなに格好いい理由じゃないんです。数年前、仕事がすごく忙しくて、ずっと座りっぱなしで画面を見ていたら、なんだか体も心も重くなってしまって。これじゃいけないな、と思って、とりあえず近所の低い山に登ってみたのが最初でした。

    最初はもう、すごくきつくて。半分も行かないうちに息が切れて、何度も帰ろうかなって思いました。でも、一歩一歩、足元だけを見て歩いていると、余計なことを考えなくて済むんですよね。

    山頂に着いた時の、あの、肺の中に新鮮な空気が入ってくる感じが、仕事で煮詰まっている自分をリセットしてくれるというか。登り始めてからは、肩こりも少し楽になった気がしますし、何より、前より夜ぐっすり眠れるようになりました。あきらめずに登り切ったっていう小さな自信が、健康にもいい影響をくれているのかもしれません。

    自分史DB

    特技のイラストを描いている時と、山を登っている時。静と動の違いはありますが、伊藤さんの中で共通する「心地よさ」のようなものはあるのでしょうか?

    たぶん、どちらも「自分と向き合う時間」だというところが、僕にとっては心地いいんだと思います。

    イラストを描いている時は、ペン先に集中して、自分の頭の中にあるものを一つひとつ形にしていく感覚があって。山を登っている時も、さっきお話ししたみたいに、自分の足音とか呼吸だけに意識が向くというか。周りの目を気にしなくていい、一人だけの静かな時間なんですよね。

    僕は人付き合いがそんなに得意じゃないので、誰かと競うようなことよりも、昨日の自分より少しだけ前に行けたとか、納得のいく線が引けたとか、そういう小さな積み重ねの方が安心できるんです。動いているか止まっているかの違いだけで、自分を整えるっていう意味では、僕の中では結構似ている気がします。

    自分史DB

    どちらも自分を整えるための大切な時間なんですね。

    昨日の自分より少しだけ前に行けた時に安心する、というお話がありましたが、これまでイラストやお仕事で、納得いくまであきらめずに粘り抜いたエピソードはありますか?

    仕事での話なんですけど、以前、どうしてもクライアントさんの要望と自分のデザインが噛み合わないことがあって。正直、もうこれでいいかなって妥協しそうになったんです。人見知りだから、意見をぶつけるのも怖くて。

    でも、やっぱり「あきらめない」って決めているので。夜中に一人で、もう一度最初から作り直してみたんですよね。技術的にできないこともあったんですけど、一つずつ調べて、試して。結局、納得いくまで何十パターンも作りました。

    最終的に「これだ!」と思えるものができて、それを見た相手の方が喜んでくれた時は、本当に、山頂に着いた時と同じくらいホッとしました。あの時の粘りは、今の自分の自信に少しだけ繋がっている気がします。

    伊藤蓮さんから若い人に向けてメッセージ

    自分史DB

    今、周りの目や将来の不安に震えているような若い世代に向けて、伝えたいメッセージはありますか? 焦らずに自分を整えていくためのヒントがあれば、ぜひお聞かせください。

    もし今の僕から言えることがあるとしたら、無理に強くなろうとしなくてもいい、ということかもしれません。

    周りがみんなキラキラして見えたり、自分だけが立ち止まっている気がして怖くなる時もあると思うんです。でも、そういう時は、遠くのゴールを見ないで、本当に自分の足元だけを見てほしいなって。

    小さなことでいいから自分を褒めてあげてほしいんです。あきらめないっていうのは、ずっと走り続けることじゃなくて、何度立ち止まっても、また一歩を踏み出すことだと思うから。

    体とか心を、まずは一番に大切にしてゆっくり自分のペースで整えていけば、いつか「あ、ここが自分の居場所なんだな」って思える景色に、きっとたどり着けるはずです。僕も、まだその途中なんですけどね。

    インタビュアーからのコメント

    自分史DB

    「自分史DB」のインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。伊藤蓮さんとの対話を終えて、感じたことをまとめさせていただきます。

    内気で繊細な面を持ちながらも、自分の中の「あきらめない」という芯を静かに燃やし続ける伊藤さん。一歩一歩の積み重ねが、心身を整え、確かな自信へと繋がっていく過程がどのお話からも伝わってきました。「無理に強くなろうとしなくていい」という言葉は、同じように迷う誰かの心をそっと軽くしてくれるはずです。自分を大切に育むことの尊さを、改めて教えていただいたインタビューでした。

    ご協力ありがとうございました。

    インタビューを受けてくれた方

    伊藤蓮
    伊藤蓮さん

    伊藤蓮2002年生まれ山口県出身/普段はWebデザイナーの仕事をしています。性格は少し人見知りですが誠実な性格で、MBTIはINTP(論理学者)。好きな言葉は「あきらめない」。困難に負けたくないからです。休日は登山を楽しみ、特技はイラスト作成です。好きな本は『FACTFULNESS』、映画は『踊る大捜査線』です。どうぞよろしくお願いします。

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