悩むより動け。大学中退の危機を救った、現場の熱量と「努力」の価値。

    インタビューを受けてくれた方

    日吉浩陽
    日吉浩陽さん

    日吉浩陽1991年生まれ東京都出身/建設業で働く、MBTIはESTP(起業家)。好きな言葉は「努力は報われる」です。人生には色々なことがありますが、前を向いて努力すれば報われるという気持ちで突き進んでいます。趣味はゴルフです。特技は人に指示を出して現場を動かすことです。好きな本は『風が強く吹いている』、映画は『グランドイリュージョン』です。

    自分史DB

    ご自身の幼少期を振り返ってみて、今のあなたを形作る原点になったような、大切な思い出やエピソードがあればぜひお聞かせいただけますか?

    今の自分に繋がってるなって思うのは、小学校の時にやってた少年野球の、ある夏の日のことですかね。

    僕は当時から体が大きい方で、目立つタイプではあったんですけど、ある試合で僕のミスから大量失点しちゃったことがあって。その時、監督に「お前が暗い顔してたら、周りも動けなくなるだろ」って言われたんです。

    当時は、ただ悔しくて。でも、がむしゃらに練習して、次の大会で勝てた時に「あ、これだ」って。自分が動いて、周りを引っ張って、結果が出る。あの時の、泥臭く努力して報われた感覚が、今の建設現場でみんなに指示を出して、形を作っていく仕事のベースになってる気がしますね。

    自分史DB

    野球も建設現場もチームワークが必要ですよね、まだお若いかと思いますが現場のリーダーのようなポジションをされているのですか?

    まだ若造ですけど、現場を動かす立場には立たせてもらっています。

    建設の仕事って、一人じゃ絶対に何もできないじゃないですか。職人さんたちも、僕よりずっと年上のベテランばかりで。最初は正直、どう指示を出せばいいか迷うこともありました。

    でも、野球の時と同じで。僕が迷ってたら、現場の空気が止まっちゃう。だから、とにかく必死に勉強して、自分から動くようにしたんです。

    現場が形になっていく様子を見ていると、あの頃の、試合に勝った時みたいな高揚感があるんですよね。みんなで一つのものを作り上げるっていう、あの独特の熱量が、自分には合ってるんだと思います。

    自分史DB

    今の前向きな日吉さんからは想像できませんが、これまでの人生で、一番の壁にぶつかったり、立ち止まったりした経験はありますか?

    二十歳くらいの時かな。大学を中退するかどうか、本気で悩んだ時期があったんです。

    当時は、自分が何をしたいのか全然わからなくなっちゃって。周りはどんどん就職とか進路を決めていくのに、自分だけが足踏みしているような、あの取り残された感覚。今思えば、目標がないことが一番きつかったんだと思います。

    一時期は部屋に引きこもりがちというか、あんまり外にも出たくなくて。でも、そんな時に地元の先輩が「暇なら現場手伝いに来い」って、半ば強引に誘ってくれたんですよ。

    そこで一日中、泥まみれになって体動かして。作業が終わった後に食べた弁当が、なんだかものすごく美味しくて。結局、頭で悩むより動くことでしか解決しないんだなって、その時に身をもって知ったというか。それが今の仕事に繋がる、一番大きな転機だったかもしれません。

    自分史DB

    若くして現場を動かす立場になると、反発されることもあるかと思います。年上の職人さんたちに認められるために、日吉さんが泥臭く積み重ねてきた努力はありますか?

    最初はひどかったですよ。指示を出しても「お前に何がわかるんだ」って顔をされたり、無視されるなんてザラでしたから。

    僕ができることなんて、知識じゃベテランには勝てない。だから、誰よりも早く現場に行って、誰よりも先に道具の準備をしたり、掃除をしたり、そういう、本当に当たり前のことを徹底してやりました。

    あとは、言葉ですよね。上から言うんじゃなくて、「教えてください」っていう姿勢を忘れない。でも、譲れないところはハッキリ言う。

    そうやって毎日顔を合わせて、泥にまみれてるうちにある日、ぶっきらぼうな職人さんに「お前、明日はこの道具用意しとけよ」って、向こうから言われた時があって。あの時は、認められたのかなって、ちょっと目頭が熱くなりましたね。

    自分史DB

    辛いこともあったかとは思いますが、それを乗り越えて今の立場までやってこられたのは素晴らしいことだなと思います。まだまだ人生は長いかと思いますが、人生でもビジネスでもどちらで良いですが、展望はありますか?

    まずは今の現場をしっかり回して、関わる人全員が「今回もいい仕事したな」って笑って終われるようにしたいっていうのが一番なんですけど。

    もっと大きなところで言えば、いつか「日吉に任せれば間違いない」って言われるような、自分の名前で仕事が取れる人間になりたいです。今の会社も大好きですけど、やっぱりESTPっていうんですかね、自分でリスクを取って、何か新しい仕組みとか、新しい現場の形を作ってみたいっていう欲はあります。

    でも、結局は今の積み重ねだと思ってるんです。今日できる努力をサボったら、5年後の自分に顔向けできない。だから、あんまり遠くを見すぎず、まずは目の前の鉄筋やコンクリートと向き合って、一つひとつ形にしていきたいですね。それが一番の近道だって、これまでの経験でなんとなくわかってきたので。

    日吉浩陽さんから若い人に向けてメッセージ

    自分史DB

    ありがとうございます。日吉さんにはすごくポジティブなイメージがあります。今は生きづらさを感じている若い方が多いと聞いていますが、何か前向きに生きるアドバイスはありますか?

    僕も、大学中退しかけた時は「人生終わった」って本気で思ってましたから。

    今の若い人たちって、ネットとかで正解を探しすぎちゃうところがある気がするんです。効率よく、失敗しないようにって。でも、頭だけで考えてると、どんどん動けなくなって、余計に苦しくなる。

    僕の場合は、無理やりにでも体を動かして、泥まみれになったことが救いでした。とりあえず目の前のゴミを拾うとか、何でもいいから動いてみると、不思議と「次はこうしよう」って気持ちが湧いてくるんですよね。

    だから、もし今しんどいなら、一回考えるのをやめて、体を動かしてみるのがいいんじゃないかなって思います。正解なんて後からついてくるもんだし、無駄な努力なんて一つもない。そう信じて、一歩だけ踏み出してみる。それが、意外と一番の解決策になる気がします。

    インタビュアーからのコメント

    自分史DB

    「自分史DB」のインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。日吉浩陽さんとの対話を終えて、感じたことをまとめさせていただきます。

    日吉さんの言葉からは、現場で培われた力強さと、泥臭い経験に裏打ちされた真実味が伝わってきます。頭で悩むよりまず動く、という姿勢は、停滞を感じる多くの若者の背中を押してくれるはずです。「努力は報われる」という言葉を、単なる理想ではなく、日々の行動で証明し続ける日吉さんの生き方は、まさにESTPらしい挑戦心に溢れています。一歩を踏み出す勇気を、改めて教えていただいたインタビューでした。

    ご協力ありがとうございました。

    インタビューを受けてくれた方

    日吉浩陽
    日吉浩陽さん

    日吉浩陽1991年生まれ東京都出身/建設業で働く、MBTIはESTP(起業家)。好きな言葉は「努力は報われる」です。人生には色々なことがありますが、前を向いて努力すれば報われるという気持ちで突き進んでいます。趣味はゴルフです。特技は人に指示を出して現場を動かすことです。好きな本は『風が強く吹いている』、映画は『グランドイリュージョン』です。

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